富士市文化会館ロゼシアター シネマ歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』『歌舞伎NEXT 阿弖流為<アテルイ>』上映会
本日は、富士市文化会館ロゼシアターにてシネマ歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』『歌舞伎NEXT 阿弖流為<アテルイ>』の上映を行いました。
『野田版 桜の森の満開の下』は、現代演劇界を代表する奇才 野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした作品です。
あらすじ
深い深い桜の森。時は天智天皇が治める時代。ヒダの王家の王の下に、三人のヒダの匠の名人が集められる。
<第33弾>
その名は、耳男、マナコ、そしてオオアマ。ヒダの王は三人に、娘である夜長姫と早寝姫を守る仏像の彫刻を競い合うことを命じるが、実は三人はそれぞれ素性を隠し、名人の身分を偽っているのだった。そんな三人に与えられた期限は3年、夜長姫の16歳の正月まで。
やがて3年の月日が経ち、三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が交錯し…。
野田版 桜の森の満開の下(のだばん さくらのもりのまんかいのした) より
また『歌舞伎NEXT 阿弖流為<アテルイ>』は、劇団☆新感線で数々の傑作を世に送ってきた いのうえひでのりと中島かずきが、満を持して初めて歌舞伎に挑んだ作品です。
あらすじ
朝廷に抗い続ける蝦夷(えみし)の長 阿弖流為(アテルイ)は 悪か、それとも民を護る正義か
<第24弾>
古き時代。北の民 蝦夷は国家統一を目論む大和朝廷に攻め込まれていた。そこに、かつて一族の神に背き追放された阿弖流為が、運命の再会を果たした恋人 立烏帽子(たてえぼし)と共に戻り、蝦夷を率いて立ち上がる。一方、朝廷は征夷大将軍に、若くとも人望の厚い坂上田村麻呂を据え、戦火は更に激化していく。戦いの中で、民を想うお互いの義を認め合いながらも、ついに2人が決着をつける時が迫り来ようとしていた。
歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉(あてるい) より
シネマ歌舞伎の上映は、音響と映写により一層入念なチェックを行います。
映写機材は、映画館での使用機材と同等の、レーザー照射が行えるものを使用しています。
当日は、歌舞伎を愛する熱心なお客様に多くお越しいただきました。
女性のお客様が多く、幅広い年齢層の方にシネマ歌舞伎を楽しんでいただけたようです。
両作でご出演されている、松本 幸四郎さん・中村 勘九郎さん・中村 七之助さんのファンもいらっしゃったのではないでしょうか。
私たちは様々な環境で上質な上映環境をご提供いたします。
お気軽にお声掛けください。
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